見えにくい・目立ちにくい矯正装置
「治療中の見た目が気になる」という方へ
「仕事上、矯正装置を付けられない」「装置を付けるのが恥ずかしい」「他人に知られないで矯正したい」と悩んでいませんか。今まで、矯正治療を受けることを考える方にとってネックになっていたのは、金属や透明の装置が外側から目立つことでした。
現在は次々と目立ちにくい矯正装置が開発されています。このページでは、目立ちにくい矯正装置についてご説明します。
【透明な審美ブラケット(マルチブラケット矯正装置)】歯となじむ透明の矯正装置
従来の矯正治療では、あの“ギラギラ”した金属製の装置が主流でした。
しかし近年、金属を透明で目立ちにくい素材に変更した、新しい矯正装置が登場しています。
この装置は「審美ブラケット」とよばれ、歯に装着するパーツが透明な特殊プラスチックでできているため、歯とよくなじみ、目立ちにくいのが特徴です。さらに、この装置に白いワイヤーを組み合わせることで、さらに目立たなくなります。
【舌側矯正(リンガル)】歯の裏側に付ける矯正装置
歯並びをキレイにしたいけど歯の表側に装置が見えるのがイヤだ、と矯正を敬遠している方は多いのではないでしょうか。そこでお勧めなのが、歯の裏側に装置を付けて歯並びをキレイにする、舌側(ぜっそく)矯正・裏側矯正です。
装置を付けたときの顔の印象がまったく変わらないため、最近では多くの患者さんが利用し始めています。なかには「家族でさえも打ち明けるまで気づかなかった」という患者さんがいるほどです。また、営業や接客業など人前に立つ仕事に就いている方も安心して矯正にトライできます。ただ、治療の期間が少し長引く場合がある、費用が比較的割高であるといったデメリットがあります。
当クリニックでは小型化し違和感が少ない「セルフライゲーションタイプ」とよばれる裏側矯正装置を使用しています。これにより、今まで裏側矯正のデメリットだった「喋りにくい」「比較的治療期間が長引く」ことが大幅に改善しました。
裏側矯正・舌側(ぜっそく)矯正の治療例
舌側矯正:19歳6ヶ月 女性
<主訴>左上前歯が出ている
<抜歯/非抜歯および抜歯部位>上顎左右第一小臼歯、下顎左右智歯抜歯
<治療内容・装置>上下顎リンガルブラケット装置、上顎歯科矯正用アンカースクリュー
<治療期間>1年7ヶ月
<費用>約132万円(税込)
治療前
治療中
動的治療終了
<リスク、副作用等>発音に影響がある場合があります。
う蝕や歯肉炎のリスクが高まります。
歯の移動に伴う痛みがある場合があります。
保定装置の使用が不良だと後戻りする場合があります。
【マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)】透明なマウスピース型の矯正装置
歯に直接固定する装置は会話や食事のときなど、どうしても異物感が生じてしまいました。また、ブラッシングしにくく虫歯になりやすいデメリットがあるのも事実です。そこでお勧めしたいのが、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)とよばれる透明な取り外せる矯正装置です。
この装置を、ご自宅にいるときや通勤中など装着することで、少しずつ歯を動かします。この装置の最大のメリットは、装置を歯に固定する必要がないこと。人前では取り外しておけるので、治療していることが他人に気づかれることはほぼないでしょう。また、食事やブラッシング中は装置を取り外せるため、普段と同じように生活できます。
しかし取り外せる分、患者さんの意志が強くなければ効果がないデメリットがあります。加えて対応できる症例が限られているため、患者さんによってはこの装置での治療が難しいケースがあります。一度ご相談にいらしていただければ、はっきりした結論をご提案できるかと存じます。
治療段階に応じた矯正装置の作成前に、3Dデジタルスキャナー「iTero element」を用いて歯の型採りを行います。
取得したお口の中の3Dデータはコンピューターで解析を行い、治療開始から治療終了までの治療計画を作成して、歯の動きを予測します。そしてその予測に基づいた結果より、患者さまの症例に応じた矯正装置をカスタムメイドで作成します。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外になる場合があります。